糖尿病の改善になぜ運動が必要なのかは前回見させて頂いた通りです。
しかし、そもそも運動しなければならないほど内臓脂肪がつくという事は食べ物で必要以上のカロリーを摂取しているという裏返しにもなります。
要するに動く量が減って必要なエネルギーの量も少なくて済むのにいつも通りの量と内容で食事を摂っていることが原因の一つといえそうです。
運動と食べ物は表裏一体!
「じゃあ食事を減らせば運動はしなくてもいいの?」
「運動すれば食事はたくさん食べていいの?」
怠け者の小生はすぐに何か楽できることはないか考えます(;^_^A
恐らくそれでも現状維持はできるかもわかりませんが、一度ついてしまった内臓脂肪を落とすにはどう考えても無理があります。
糖尿病の改善に当たって「食べ物」について見て行こうと思います。
糖尿病改善のために気を付けたい食べ物
まず初めに私が指導を受けて不思議に思ったのは、糖尿病の場合食べてはいけないものというのはそれほど多くはないという事なんです。
糖尿病だから肉はダメとか甘いものは一切ダメとまではいわれませんでした。
それでも食べないに越したことがない食べ物があることも事実。
あまりにもたくさんの要素が絡んできますので、緻密に考えすぎると纏まらなくなってしまいそうですので、できる限りわかりやすくすることを優先して書かせて頂こうと思います。
出来れば控えた方がよい食べ物
糖質
糖質と言うとチョコレートやケーキなど甘いものを思い浮かべます。もちろんそれらのダイレクトな糖分も一つですけど、ここで言う糖質は食べる事で糖に変化する食べ物のことを言います。
それは「炭水化物」です。
・米・小麦などの穀類とその加工食品
・ジャガイモ・さつまいもなどのイモ類とその加工食品
これらは糖質が多いもので糖尿病には大敵です。まずは意識して量を減らすことを心がけます。気を付けたいのは、甘くないからといって間食でおせんべいやポテトチップスを食べること。
せんべいはもち米、ポテトチップスはジャガイモです。いいと思っていても思わぬところに落とし穴があることもあります。
後は単純に甘いものもそうです。
ただこれらも必要な栄養素なので、極端にやめるという事ではなく量を減らす方向で心がけます。
同じ量でもご飯一杯とラーメンとでは塩分量や脂質も違いますし、同じラーメンでも魚介系出汁の中華そばと動物系スープの濃厚ラーメンでも差がありますね。
脂質
脂質といえば肉と、これも勘違いされやすい部分です。確かに肉には脂はありますが、部位によっては脂身も少なく肉だから駄目という事にはならないと思います。
逆に野菜は脂質がないとは言っても野菜炒め等には油は使います。
牛肉でもカルビとモモ肉とでは脂質の量も変わりますので、使う部分と調理法や味付けにも大きく左右されます。
そういう部分にも目を向けるといいと思います。
食品に含まれる脂質と調理に使う油、バターやマーガリンなど一度どれぐらい今まで食べてきたのか振り返ってみてください。
特に注意したいのは外食や加工食品で、味をよくするために砂糖や油はもちろん食品添加物なども使え荒れている上に塩分も高い食品が多くなっています。
味の薄い食べ物ほど物足らないものはないですからどうしてもそうなってしまうのです。
しかも自宅で食べる物ならある程度コントロールもできますが、外食と加工食品はそのまま頂くので全くコントロールできない無法地帯です。
外食などを控えて自宅で食べる回数を増やすだけでも改善できる部分もあります。