糖尿病の改善方法は運動・食事・薬物・サプリメントなどがあるとかねてから書かせて頂いておりますが、この4つを上手にすればいいという単純なもののようで、それぞれには中身に色々とあってやるべきことは難しくないまでもシッカリと習慣化していくという部分では、正しい方法で継続していくという部分が重要なポイントになります。
食事についても角度を変えると多岐にわたる改善法があり、それらを効率よく組み合わせていく事で負担を軽くしながら効果を上げていくという事も出来すはずだと考えられます。
今回はこれもご存じかと思われますが、食事を食べる順番についてお話しさせて頂こうと思います。
食事時の食べる順番と血糖値の上昇値
この食べる順番に関しても糖尿病といわれ病院を受診したことがある方ならまず指導される内容なので恐らくはご存じかとは思います。
何故そうすると改善に効果があるのか、理由もしっかり考えながら実践してみましょう。
まずは下の表をご覧ください。
食べる順番を決める食事の種類とその食品群、その種類の影響をまとめてあります。
炭水化物 | ご飯、パン、麺類など含む穀物類・イモ類・トウモロコシ・レンコン・果物類 |
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タンパク質 | 魚介類・肉類・卵・チーズ・大豆製品・乳製品など |
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脂質 | サラダ油など油類・肉類などの動物性脂肪・バター・マーガリン |
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食物繊維 | 野菜類・きのこ類・海藻類・こんにゃくなど |
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このようにそれぞれの食品群には不必要なものはなくどれも身体の維持にとっては必要なものばかりなのですが、逆にどの食べ物も摂り過ぎや制限のやり過ぎは逆効果で、バランスよく摂取することが大事だという事が前提になります。
その中でその人の状態によっては多めにする、控えめにするといった対応も必要になる場合もあります。
糖尿病の改善に効果がある食べる順番
糖尿病を改善するために、上記を踏まえた上で決められたのが食べる順番です。
最初に食べる食物繊維
食物繊維はまず糖の吸収を抑えてくれる働きがあります。それによって食後血糖値の上昇を抑えることに繋がるため最初に食べるという事なのですね。
2番目に食べるたんぱく質
たんぱく質や脂質は消化管ホルモンの「インクレチン」を分泌させるという事ですが、これは膵臓がインスリンを分泌するための準備をさせることになるのだそうです。
後からインスリンを出すよりも早くから良いタイミングでインスリンが分泌されれば効率よく働いてくれるという事なのです。
最後に食べる炭水化物
まず食物繊維で糖の吸収を抑える準備がしてあります。次にインスリンが分泌される準備もできています。
ここで初めて炭水化物を食べるのです。炭水化物は糖に変化しますから、身体の中で準備が出来ているところに糖が来ればしっかりと対処してくれるという事なんですね。
先に炭水化物を食べると準備が出来ていないところに糖が出来てしまうので、吸収量も増える上に処理もできないという二重の不具合が出てくると言うのです。
食事の内容と量が全く同じでも順番を変えるだけで血糖値の上昇が抑えられるのはこのような体のメカニズムがあるからなのです。
食べる順番 まとめ
食べる順番を変えるだけで糖尿病の改善に効果がある理由はわかりました。
それでもこれまでずっと続けてきた食生活の習慣を変えるには意識しないとついいつもと同じように食べてしまいます。
まずご飯を口に入れて肉類などのおかずを食べる、そういう習慣を長年続けてきていると気がつくと元に戻ってしまっている可能性も出てきます。
食べる順番を変えることはどなたでもできることなのですが、そう言った習慣が邪魔をしてしまいがち。それでも続けていればいつの間にかその順番が無意識のうちにできるようになってきますので、あきらめずにチャレンジしてみてください。
また補助として、糖の吸収を穏やかにしてくれるお茶やコーヒーなどをいっしょにとるようにするとより効果が上がるかもわかりませんね。
私がその補助に使っているのがこちらです。参考までに。
私はコーヒーが好きで一日に2杯以上飲むのですが、今まではコンビニで買っていたものをこのフィットライフコーヒーに置き換えるようにしました。
また食事の時には普通に緑茶でも悪くないのですが、それも置き換えています。
いずれもメーカーで実証結果が得られているものなので安心してご使用いただけますよ(^^